製作ストーリー
HOME » 「京王線 吉祥寺駅」を振り返る

「京王線 吉祥寺駅」を振り返る

京王線 吉祥寺駅 -KICHIJOJI STATION-

本物素材にしか出せない、この「表情」。

こちらのページで新連載を開始します。

「フロントと共に振り返る」をコンセプトに、今では紹介する機会が減ってしまったフロントが携わってきた代表的建築を、共に振り返り、紹介していきます。

この新連載の第一弾として今回は「京王線 吉祥寺駅」を共に振り返ります。

2014年にリニューアルされた京王線吉祥寺駅の壁パネルでフロントのNew RUSTYを採用して頂きました。吉祥寺駅といえば「住みたい街ランキング」で常に上位に入ること等で有名な為、駅名を聞いたことや実際に訪れたことがある方は多いかと思います。

1日に約14万人が使用する京王線吉祥寺駅は若者からお年寄りまで幅広い年代の方が使用し、様々な目的で訪れます。そんな沢山の行き交う人々を見守るような温かい表情を魅せているのが、本物の生錆を活かした仕上であるNew RUSTY仕上です。

鋼材自体が保護錆を出すことで有名な耐候性綱(CORTEN鋼)にわざと錆を出す処理を施し、錆で模様を出したうえで上にクリアを吹きかける仕上となっています。塗装では絶対に出すことのできない本物の錆表情を活かした仕上は、自然の温かみがあり、自然な風合いが印象的です。(こちらの製品の特性上、屋内での使用を推奨いたします。ご使用を検討の際はご相談ください。)

沢山の人が利用する駅だからこそ、沢山の人の目に触れる。そんな「ここぞ」という壁で使用された本物の錆、本物の素材は堂々たる存在感を放っています。是非、京王線 吉祥寺駅をご利用の際は一度立ち止まってみてください。近くで見れば見るほど、クリアの向こう側の生錆表情が見えるはずです。

京王線吉祥寺駅の類似サンプルはこのような表情をしています。