従来、特定防火設備に意匠性を求める場合は、認定を得るまでに膨大なコストと時間が必要なため、仕上カラー/テクスチャーのデザイン的な統一感や網なしのガラスなどは諦めざるを得ない部分でした。フロントでは、ご好評をいただいている「FRONTCRAFT®」のカラーを、国土交通大臣認定済みのガラス入特定防火設備に対応させ、性能試験不要でお使いいただける建具として製品化しました。
画一的だった防火設備に、唯一無二のテクスチャーを。フロントがまた一つ、常識を塗り替えます。
国土交通大臣認定番号取得済の「ステンレス製透明ガラス入特定防火建具」を20種以上のバリエーションでご用意しています。
スペースや用途に合わせて自由にお選びください。
※ 最大寸法などの制限があります。詳細はお問い合わせください。
職人による塗装と研磨技術で特許を取得した「FRONTCRAFT®」によるデザイン性の高いテクスチャーが、特定防火設備の個別認定建具に自由にお使いいただけます。いままでは妥協せざるを得なかった、防火設備とその他のエリアの仕上カラーの統一感が実現でき、自由な色調、唯一無二のテクスチャーで店舗や施設のあらゆる空間をデザインすることができます。
フロントでは「クラフトステンレス」をはじめ、表情豊かな仕上ライナップをご用意。もちろんカラーカスタマイズも承ります。
特定防火設備用として開発された防火戸用ガラスです。優れた透明性と倍強度ガラスと同等の耐風圧強度を有します。
特定防火設備として使用できる透明耐熱強化ガラスです。特殊なエッジ加工と強化処理で、高い強度と防火性能を両立しました。
個別認定を受けるためには以下の試験に合格する必要があり、
本品は条件をクリアしています。
■ 加熱方法:
・耐火標準加熱温度曲線による加熱、特定防火設備は加熱60分
■ 判定方法:
・加熱面の裏面側に発炎を生じないこと
・隙間、加熱面の裏面側に達する亀裂を生じないこと
・加熱面の裏面側に著しい発炎を生じないこと
特定防火設備・防火設備の試験は平成2年建設省告示第1125号により、耐火標準加熱温度を用いた加熱試験と加熱試験後の衝撃試験が実施されます。本品はこの試験に合格する性能を有します。
クラフトステンレスは、第三者機関による塩水噴霧試験(適用:JIS K 5600-7-1)において、1000時間試験の結果、外観異常・テープによる剥離は確認されず、高い防食性を証明することができました。
クラフトステンレスは、屋外環境を擬似的に再現する「サンシャインウェザーメーター」を使用した第三者機関による促進耐候性試験において充分な耐候性を維持していると評価されました。
※沿岸地域など外部環境によって状況は変化します。詳しくはお問い合せください。
JIS5600 6-2に沿って耐温水試験を実施、クラフトステンレスを40℃の温水浸漬、1000時間後に外観確認(色差・光沢)を行い、試験前後で大きな変化及び外観異常が無いことが確認できました。
クラフトステンレスは例えば冬季で雪下の状態が続くような屋外環境でも安心してお使いいただけます。
1000時間の耐温水試験の結果、試験前後で色差・光沢の大きな変化はなく、外観異常も認められませんでした。
カラーステンレスの場合、施工後についた表面の傷を消すのはほぼ不可能ですが、クラフトステンレスは塗装と研磨の技術で美しく補修することができます。右の写真は、塗膜を剥ぎ下地が見えるレベルの傷をつけたクラフトステンレスの右半分だけを補修した実験です。仕上の色にかかわらず傷は目立たなくなり、色調もムラ感も再現できました。
備考