「錆を在庫する」今までにない発想。
数か月熟成した錆がすぐ手に入る魅力。
錆が出た状態で後加工ができる、他にはない扱いやすさ。
RUSTY R.ストック登場
自然錆を在庫し「熟錆」させ、時間をかけて表情を創る。
四十余年、耐候性鋼の美を追いかけたフロントが生み出した新手法です。
耐候性鋼で美しい発色や安定性のある「生錆」を育てるには数か月以上の時間が必要です。 とはいえ、その時間を待てない現場があるのも事実。その課題を解くべくフロントが生み出したのが、美しい錆を瞬間的に発生させる特殊錆出剤R. Chemicalと、その錆鋼板を在庫するという手法。美しい錆のままレーザーカットなどの後加工ができる技術も確立しました。生きた錆をすぐ手に入れることができる、今までにない建材、R. ストック。ぜひご検討ください。
耐候性鋼熟錆(じゅくせい)仕上
耐候性鋼のミルスケールを除去した後、フロントが開発した特殊な錆出し剤「R. Chemical」を使用し瞬間的に錆びさせます。そこから工場内で熟成させること2ヶ月以上。これが「防錆」ならぬ「熟錆」。この「熟錆」により、流出錆の問題を極力最少化した「RUSTY R.」が完成します。
※初期錆の流出を100%抑えるものではありません。
自然錆鋼板をストックするメリット。
あらかじめ加工された部材に独自開発の特殊錆出剤 「R. Chemical」 を塗布し、錆を出す RUSTY R.に 対し、RUSTY R.ストックは鋼板の状態で R. Chemicalを塗布した後、在庫して保管しています。保管中にも錆は熟成を続け、ワインやウイスキーのエイジングに似た味わい深さを纏います。熟成した美しい錆建材が、待たずにいつでも手に入るメリットは、建築業界における表現の可能性を大いに広げるものと確信しています。
時とともに表情が変化していく仕上。
耐候性鋼に形成した自然錆の面白さは、金属としての劣化を心配することなく、経年変化する錆の風合いを楽しめること。竣工時にはまだ若い明るさを帯びた表情が、置かれた環境に合わせて、ゆっくりと円熟した深い色味を纏っていく。まさに生きている仕上といえます。
スタッドやレーザーカットしても表情は美しいまま。
RUSTY R.ストックは加工のしやすさも魅力。スタッド溶接やレーザーカットを施しても表面の錆仕上に目立つ影響がなく美しいまま。内外装パネル、土留め、植栽エッジ、サインなど、用途にあった加工が可能です。
注意
※ 初期錆の流出を100%抑えるものではありません。
※ 錆が全く手や物につかないという訳ではありません。
※ 少量の錆は出る可能性がありますので、使用には多少の配慮が必要です。
RUSTY R. ストック よくある質問集
A:軽く触れる程度であればつきませんが、板面を強くこすると錆が手や服につく場合があります。
A:錆の状況にもよりますが、錆の跡が床面につく場合があります。詳しくはご相談ください。
A:現物は工場にあるため見て頂くことは難しいのですが、サンプルをお渡しすることができます。
A:板のサイズは1524㎜×3048㎜、板厚は3.2㎜です。
A:レーザーカット、裏面スタッド打ちの後加工が可能です。そのため、数か月の錆が出ている状態の製品を内外装パネル・植栽エッジ・土留め・サインなどにご使用いただけます。
A:数量、加工方法にもよりますが、1~2か月程(場合によってはそれ以上のお時間をいただく場合がございます)で納品が可能です。詳しくはご相談ください。
A:在庫している量はその時々の状況によって変化します。
化粧建材として使用可能な美しい自然錆を瞬間的に創り出す、
フロント独自開発の特殊錆出剤で仕上げています。
RUSTY R. ストックの魅力
- 事前に「熟錆」させ、在庫として持っているため素早い提供が可能
- 熟錆」させたことによって触っても手につきにくい
- 様々な期間で「熟錆」させているため錆の表情の種類が幅広い
- 生きている錆のため設置後も表情の変化が楽しめる
RUSTY R. Stockを使用した土留め納まり参考図。
RUSTY R. Stockは美しい錆が出たあと、そのままレーザーカットなどの後加工ができるため、内外装パネル、土留め、植栽エッジ、サインなど用途にあった加工が可能です。
添付図はRusty R. Stockを使用した土留めの図面となります。流れ錆が少量なりとも出てしまう耐候性鋼のデメリットを土留めとして使用することでカバーすることができるため、RUSTY R. Stockの土留めとしての使用はおすすめしています。
植栽を映えさせる役割も果たす土留めに生きている錆を使うことで、植物と共に成長していく姿を見ることができます。
工場で「熟錆(じゅくせい)」中のRUSTY R. Stock。
RUSTY R. Stockの最大の特徴は、耐候性鋼の鋼板の状態に特殊錆出し剤 R. Chemicalを塗布し、事前に熟錆(じゅくせい)させておく、ということです。
R. Chemical 塗布後の鋼板は、とある工場に置かれ、太陽・雨・風などに晒されながら現在も表情を熟錆させています。生錆が出ている鋼板が並んでいる様子は、他では見ることのできない圧巻的なものとなっています。是非、ご覧ください。
自然錆の経時変化イメージ
RUSTY R.仕上とは
耐候性鋼のミルスケールを除去した後、フロントが独自開発した特殊な錆出剤である「R. Chemical」を使用し瞬間的に錆びさせます。そこから工場内で熟成させること2ヶ月以上。これが「防錆」ならぬ「熟錆」。この「熟錆」により、流出錆の問題を極力最少化した「RUSTY R.」が完成します。
※初期錆の流出を100%抑えるものではありません。
用途の一例
内外装パネル、土留め、植栽エッジ、サイン など
ストック鋼板のサイズ
3.2t × 1524mm × 3048mm
対応する加工方法
レーザーカット、スタッド溶接 など