現場レポート
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富山新聞高岡会館

Toyama Shinbun Takaoka Kaikan   仕上:RUSTY R.
@富山県高岡市

 

世界的建築家で文化功労者・日本芸術院会員の谷口吉生氏の、富山県初の建築となったのが「富山新聞高岡会館」です。情報発信や文化交流の新拠点となることが期待されるこちらの施設は、ラウンジ、音楽スタジオや水庭等が設けられています。そのロビーの奥に見える「水庭」に、フロントが製作した耐候性鋼板に自然錆を出した3メートルという迫力のあるパネルが設置されています。

自然錆は、竣工時に美しい錆表情となる様、耐候性鋼板に特殊錆出し剤を塗布した上で、工場で2か月寝かせてから設置。更に、錆は同じ色表情になるものは一つとしてないため、美しく見えるよう一枚一枚のパネルの並べ方にもこだわりました。

そして、水盤から聳え立つ3メートルの自然錆パネルは、水面に映り込むことでまた違った印象を与えます。

そんなこだわりがつまった自然錆パネルは、創刊100年を迎える歴史的な新聞社の、これからの100年も表情を変化させながら、来館者の方々を楽しませるでしょう。

 


 

DATA

施設名:富山新聞高岡会館
所在地:富山県高岡市
竣工:2022年8月
材料:耐候性鋼板
納入製品:パネル
 

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